2018年3月1日木曜日

通訳者が現場にいない?なぜ?

先日、東京で開催された某コンファレンス(SlatorCon)に参加しました。会場はものすごーくオシャレなホテルでした。このコンファレンスでは日本人の参加者のために同時通訳が提供されていました。

しかし通訳者が現場にいないのです!

僕は、通訳業界のことはあまり存じ上げないのですが、これって普通のことなんでしょうか。通訳者さんはなんとカリフォルニアにいらっしゃったみたいです。オンラインの通訳ツールを使って同時通訳が提供されました。

そのときに使用されたアプリがこれ。

Interprefy

参加者のiphone にアプリをインストールします。それで各自が同時通訳を聞きます。同時通訳用のヘッドセットは不要です!

会場で利用する分は無料でした(恐らく主催者さんが料金を支払っていると思いますが)。普通、同時通訳者さんのブースが会場の後ろの方にあって、2人ぐらいの通訳者さんがブースの中で通訳している姿を想像しますが・・・。会場の後ろには、一応、担当者の人はいました。多分現場の音声の調整とかをしてると思います。なんとなくコンサートのPAのコンソール台みたいな感じでした(クラブのDJみたいな感じです)。ちなみにその方は、その会社のCEOか、社長かそういうクラスの人でした。
*後で調べたらCTOの方でした。

去年、機械翻訳サミットに参加させていただいたときは、会場の後ろに通訳ブースがあって、通訳者さんがブースの中で通訳されていました。ああいうお姿はもう見る機会はなくなってしまうのでしょうか。

通訳さんは、現場に出向く必要がある職業だと思っていましたが、今では、そんなことはないみたいですねー。通訳者さんは家から通訳していたのでしょうか?それとも一応はオフィスに出向くのでしょうか?それは不明です。

「通訳者が現場に赴く必要性がなくなった」ことは画期的なことではないでしょうか。通訳者の交通費(飛行機代)がゼロになったということによって、計り知れないほど大きなコスト削減になります。

僕は、この2つ(同時通訳用のヘッドセットが不要になったこと、通訳者の移動費がゼロになったこと)がすごいことだと思いました!

でもこなん感じで国際会議が世界中で開催されていくんでしょうねー。

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